「時計じかけのアクワリオ(CLOCKWORK AQUARIO)」の資料提供とギネス登録に協力しました

タイトル画面

 Root(サークル:流線堂)は2021年11月発売の家庭用ゲームソフト「時計じかけのアクワリオ」の資料提供とギネス登録に協力しました。

 資料は1993年のロケテスト当時の画面写真とゲーム内容を記録したテキスト(http://ryusendo.rdy.jp/?p=65)、ギネス登録は当時のプレイの証言としてのものです。

ギネス登録には第三者の証言が必要で、メーカーに無関係でかつ当時プレイした私がメーカーの方に指名されたという経緯です。このギネスは「longest time between a videogame project start and final release」(最もリリースまでに時間がかかったビデオゲームのプロジェクト)として登録されました。

もともとは1993年にロケテストされたアーケードゲームでしたが、対戦格闘ゲーム最盛期の当時のトレンドの関係もあって正式リリースとはならなかったタイトルでした。しかし非常に鮮やかで細かいアニメーションのドット絵は現在のドット絵ゲームと遜色ない、断トツのクオリティで今こうしてプレイできることに感激しています。

 一時はゲームのデータは残ってないと思われていたのですが、奇跡的に(?)見つかったようです。(一部欠落データがあったため描き直した部分もあるようです)

ステージ2
ステージ3

 ゲーム自体は全ステージ5と、当時のゲームと比べても短めです。ステージ4はマップの無い固定画面ステージのため更に短い印象があります。その分気楽にプレイできると言えます。これが当初の計画通りなのか、それともプロジェクトが続いたらステージが追加されたのか、気になるところです。

 最終ボスはちょっと難しいですが
・攻撃はパンチへの踏みつけのみ有効
・パンチが飛び出す前に本体アームに予備動作があるのでそれでタイミングを察知できる
・爆弾は爆風で自分を巻き込まない方向に投げる
の3点を覚えれば大丈夫です。
 はじめてのプレイヤーはGUSH(ロボット)をおすすめします。パンチの射程が長いのでボス戦がかなり楽です。

 なお、パワーアップ時にワイドショットが出る、対戦ステージ(二人プレイ時のみ出現)があることから最終バージョンが本ソフトのベースにあるようです。

PS4版とSwitch版(限定版)
クレジット

Switch版の限定版同梱のブックレットに私の名前が記載されています。(URLは旧ページのものです)

関係者の皆様、ありがとうございました。