E3雑感

2015年のE3は年末〜春にかけての新作だけでも話題性があったのですが、何と言ってもFF7リメイク、シェンムー3、トリコの情報が絶大なインパクトがありました。

いずれも「出ない事で有名なゲーム」として知られていただけに、驚かされました。

「出ない事で有名」という呼び方だとネタのような扱いですが、内心では「やっぱり実際に出てほしいなあ」と思っていたのではないでしょうか。それを真っ直ぐにユーザーが伝えられなかったのは、ここ10年間のCSゲーム業界の迷走が大きかったと思います。

もう迷走に付き合う必要も無いし、出ないゲームをあきらめる必要も無い。

シェンムー3はキックスターターで$2,000000集めたことも話題になりました。ユーザーの期待をお金という形のあるもので見せたことは、その金額以上の価値のある出来事だったと思います。

Shenmue 3 by Ys Net — Kickstarter

SCEの発表が話題になったE3でしたが、勝ったのはSCEでなくユーザーだと思っています。勿体ぶる、安物で妥協させる、ユーザーに背を向け密室に籠もる、そんなことでは売れなくて当たり前。今時公務員だってもっと真面目に商売のことを考えます。

ゲームは密室の取引で作られるものでなく期待するユーザーのために作られる、当たり前のことが当たり前になることを期待しています。

 

「ゲーム産業は娯楽産業であるが、最先端のソフトウェア技術が集約された 情報通信技術産業」みずほ銀行のレポートに注目

みずほ銀行の「みずほ産業調査 コンテンツ産業の展望」が大力作と一部で話題に。
http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1048_all.pdf

さすが金貸す側だけあって本気を感じる内容です。ゲームは121Pから。長いけど読む価値あります。
「スマホに行けばブルーオーシャン〜〜♪」みたいなフワフワした話が目立つ中、

ゲーム産業は娯楽産業であるが、最先端のソフトウェア技術が集約された 情報通信技術産業であり、最先端のゲーム開発には、クリエイターの高いソフ トウェア技術と習熟度が要求される。〜(中略)〜

また成長が続くモバイルゲーム市場は、海外製ゲームの大量流入や高品 質・低価格ゲームの登場によるさらなる競争激化が予想され、今後も日本のゲ ーム会社が国内のシェアを維持できるかは不透明である。〜(中略)〜

そのため、ゲーム会社は、コンシューマゲーム分野における最先端のゲー ム開発への投資を続け、ゲーム開発の技術やスキル向上に努めることが重要 である。(141Pより)

と最先端の技術が重要と纏められています。

いくらアイディアが大切とは言えそれを実現する技術が無ければ結局何も出来なくなる、というのはユーザー側から強く言われていたことですが、それをちゃんと指摘するメディアは少なかったと思います。

112Pからの業界の概要も、客観的にまとめられていて価値があります。

ゲームライターの書いたものはどうしても個人のゲーム体験とか思い入れに引きずられてこのようなレポートは出来てないなと思います。

ゲーム産業はエンタメ産業ではありますが山師に居場所を与える場では無く、きっちりビジネスとしてやってかないと脱落してゆくものだと捉えています。

 

有楽町 かもめ

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ゲームセンターではなくて、パチンコ屋と同じ7号営業なんだけど有楽町駅前にかつてあった雀球のお店。撮影時には既に閉店していました。

昭和の娯楽を今に伝える、という感じの店内でしたが今はもう景品交換のある「本番の遊び」として楽しむことはできません。寂しい限りです。

ちなみに浅草のスマートボールのお店は現存していますが、特例的に認められていた(?)景品交換も今は無くなり純粋なゲームセンターになっていました。この辺融通宇効かないのかな…

写真は2002年8月撮影です。