「ゲーム産業は娯楽産業であるが、最先端のソフトウェア技術が集約された 情報通信技術産業」みずほ銀行のレポートに注目

みずほ銀行の「みずほ産業調査 コンテンツ産業の展望」が大力作と一部で話題に。
http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1048_all.pdf

さすが金貸す側だけあって本気を感じる内容です。ゲームは121Pから。長いけど読む価値あります。
「スマホに行けばブルーオーシャン〜〜♪」みたいなフワフワした話が目立つ中、

ゲーム産業は娯楽産業であるが、最先端のソフトウェア技術が集約された 情報通信技術産業であり、最先端のゲーム開発には、クリエイターの高いソフ トウェア技術と習熟度が要求される。〜(中略)〜

また成長が続くモバイルゲーム市場は、海外製ゲームの大量流入や高品 質・低価格ゲームの登場によるさらなる競争激化が予想され、今後も日本のゲ ーム会社が国内のシェアを維持できるかは不透明である。〜(中略)〜

そのため、ゲーム会社は、コンシューマゲーム分野における最先端のゲー ム開発への投資を続け、ゲーム開発の技術やスキル向上に努めることが重要 である。(141Pより)

と最先端の技術が重要と纏められています。

いくらアイディアが大切とは言えそれを実現する技術が無ければ結局何も出来なくなる、というのはユーザー側から強く言われていたことですが、それをちゃんと指摘するメディアは少なかったと思います。

112Pからの業界の概要も、客観的にまとめられていて価値があります。

ゲームライターの書いたものはどうしても個人のゲーム体験とか思い入れに引きずられてこのようなレポートは出来てないなと思います。

ゲーム産業はエンタメ産業ではありますが山師に居場所を与える場では無く、きっちりビジネスとしてやってかないと脱落してゆくものだと捉えています。