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初めてPCを組んでみた記録(自作PC)

 自宅にはMac miniとWinマシンがある。
 Winマシンは昔ソフマップで買ったものだったんだけどWin7のまま放置していたのですっかり古くなっていた。本来ならWin10にアップグレードすべき所だったんだけど、放置してたんですね。アプリのOS依存が少なくなったこともあって、Windows機に電源を入れる機械は激減していました。

旧マシンの中身 グラボ無しCorei5機


 しかし最新Windows環境が無いとSteamのゲームができない。KiCADもMac版は不安定だ。あと気持ち的に備えとしてMac/Winは揃えておきたいというのもある。
 このWin7機、既にWIn11の動作要件から外れているので新マシンにする必要がある。でも悩ましいのはこのPCをどうするかということ。ケースはかさばるし処分するのが面倒だ。ならこのケースを活かして自作PC組んでみようとなった。今時のケースだと光学ディスクドライブが外付けになってしまうしね。
(ちなみに旧パーツはリネットで処分してもらいました。)

 この方面の知識は全く無いので雑誌を購入。

DOS/V POWER REPORT 2023春号

 有り難かったのは特集が「コスパ最強PC」だったことで、グラボ無しの作例が参考になりました。グラボは必要になったら後から足そうという方針だったので。

 ということでパーツは記事をそのまま参考にしました。
CPU:BX8071513500 [Corei5-13500]
電源:玄人志向 KRPW-BR650W/85+ [80PLUS BRONZE取得 ATX電源 650W]
MB:ASUS PRIME/B660M-A/D4 [マザーボード]
メモリ: ADATA AD4U320038G22-D [PC4-25600 (DDR4-3200)対応 8GB×2枚 288pin DDR4 SDRAM DIMM]
SSD:WDS500G3B0C [WD Blue SN570(NVMe) SSD 500GB]
CPUFAN:JIUSHARK JF100-RS [100mm サイドフロー型 CPUクーラー]
OS:Microsoft Windows 11 Home 日本語版
ケース・光学ドライブ 旧マシンをそのまま

電源はスペック的には流用できそうだったけど10年以上前のものだったので安全をとって更新。
SSDが512GBなのは買った時1TBのちょうどいいものが品切れだったから。
CPUFANは雑誌では12cmだったんだけどこのケースでは入らないので10cmのものを。
OSはリテール版。今はDSP版のメリットがあまり無いそうなので面倒のないリテール版にしました。
作例ではCorei5-13400だったのですが価格差が数百円になってたので13500にしました。

送られたパーツ一式

帰宅後の時間で少しずつ組んでゆく。

マザーボード

 CPUを落とさないように慎重に装着してゆく。ボード上のソケットを開いてCPUを挿入してレバーを閉じるんだけど、樹脂カバーの扱いに戸惑った。樹脂カバーとは写真で「IN SEARCH OF INCREDIBLE」と書かれてるものでソケットの保護用に付けられているもの。CPU装着時に外すように見えるけど実は外さずに作業を行う。レバーを閉じると当然CPUと干渉して閉じられないように思えるんだけど、そのまま力を入れると樹脂カバーが外れるようになっている(CPUパッケージが樹脂カバーを押し出す)。これが正解らしい。それぐらい力を入れないとCPU端子とソケットの接触が確保できないということなのだろうか。
 後はSSD、メモリ、FANを取り付け。

CPU装着時の様子。樹脂カバーを押し出すために力を入れてカバーを倒す。

 マザーボードが出来上がったらケースに取り付ける。電源も取り付けてケーブルを差し込む。

新PC。黒基調のデザインが引き締まっていて見栄えが良い感じ。

 ケーブル取り付けがとにかく大変。まずケーブルが硬い。24pin電源ケーブルが2分割なのを知らずに1個だけ取り付けて外すことになったんだけど全く外れない。ラジオペンチを駆使して何とか外した。
 コネクタは形状が同じのを繋げるんだけど「ココにコレ!」みたいな具体的な説明は無いので曖昧な感じが初心者には厳しい。フロントパネル回りのコネクタなんか2.54mmピッチの、秋月とか千石でよく見るピンヘッダなので余計不安になる。旧PCを写真に撮ってそれを参考にしました。
 そしてやってみるまで分からなかったのがケーブルがかさばること! そう言えば旧PCも結構スペースとってたなあ… と。ドライブベイの空きを使って何とかねじ込みましたがDIMMカードやFANにぶつかるのは気になりますね。
 エアフローが気になる(CPUの排気を電源が吸ってるのでは?)んですがこのケースではこうするしか無かったです…
 フロントのUSBコネクタ、メモリカードリーダーはそのまま使えています。ただUSB2なので3に付け替えたいですね。

 これでまあハードは完成なんだけど焦ったのがモニタに画像が出なかったこと。何故かテレビのHDMI端子では映らなくてPCモニターに繋げたらあっさり映りました。なので自作PCはまずPCモニタに繋ぐのをお勧めします。作業場所的にテレビのほうが近くてついやっちゃうんだけどね。

感想:

 M2SSDはさすが速いですね。Windowsのインストールもあっという間でした。(※PC老人会の感想です)
 Steamでゲームもプレイ、平安京エイリアン3671、ドーナツドドあたりはグラボ無しでもプレイできました。
 Blenderのレンダリングも速かったですね。Macだとこの辺最適化されてないのかスペック差以上に時間がかかる感じでした。
 あとSDカードのトラブルシューティングなども複数OSあると便利ですね…(Macはちゃんとエラー出して欲しい)

 メインマシンとして使う感じでは無いのですが、最新Windows環境が手元に戻ってきてひと安心といったところです。

夏コミ(C102)情報「テスト基板〜まぼろしゲーム探訪」

夏コミは一日目の参加です。
C102 東2ホール V-09a 「流線堂」
コミケWebカタログのサークルページ https://webcatalog.circle.ms/Circle/17315770

新刊はサークルカットの通りのテスト基板本! テスト基板とはアーケードゲーム筐体を単体(ゲーム無し)で購入したときに付属してくる、非常に簡易なゲーム基板です。プレイヤーに遊ばれることを目的としていない、非常に特異な世界をご案内いたします。テスト基板を網羅した本として他に無いものと思っています。

通販はKVC lab様、メロンブックス様で取り扱いしていただく予定です。

KVC lab.(商品ページできました)
https://kvc.jp/

メロンブックス様

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2008452

また、在庫切れだった「CPUの訳しかた」も再版しました。こちらはコミケ後の納品になります。

メロンブックス様
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1798653

BEEP様
https://www.beep-shop.com/ec/products/detail/30732

よろしくお願いします!!

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